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LaTeX メモ ― geometry パッケージによるページレイアウトの設定

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LaTeX でちょっとした文書を書こうとするとき,ページレイアウトのために,煩雑な設定が必要になることがある.たとえば,LaTeXの article などの標準的なスタイルでは,デフォルトではマージン(余白)が大きめな設定になっている.このマージンを狭めにしようとしても,LaTeXで直感的に設定することは意外に難しい. LaTeX のレイアウトについては, LaTeX/Page Layout - Wikibooks, open books for an open world  のページがまとまっている.その「Page dimensions」のセクションを見れば分かるように,レイアウト設定のために,さまざまな変数が用意されている.しかしながら,それらはあまり直感的な変数とは言えず,実際,余白をちょっと狭めにしたいといった場合ですら,思うように設定することは難しいのである. こんなとき,シンプルかつ直感的にレイアウトを設定できるパッケージとして,geometry がある. geometry パッケージを使うには,プリアンブルのところで以下のように記述すればよい. \usepackage[margin=.8in]{geometry} 明らかなように,上記のコマンドは,geometry パッケージを用いて(上下左右の)マージンを 0.8 インチに設定するというものである.LaTeXのデフォルトの分かりにくいレイアウト設定が嘘のように,geometry では,直感的でシンプルな設定が可能となっていることが分かる. 他の例として,上下のマージンをそれぞれ 2 cm,左右のマージンをそれぞれ 1 cm とし,下マージンの上にフッタを位置させたいといった場合は,以下のようにすればよい. \usepackage[top=2cm, bottom=2cm, left=1cm, right=1cm, includefoot]{geometry} また,上記は以下のように書いてもよい(同じ意味である.いずれか好きなスタイルを選べばよい). \usepackage{geometry} \geometry{top=2cm, bottom=2cm, left=1cm, right=1cm, includefoot} geometry を使うのは,主にマージンを設定したいときではないかと考えられるた

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます.ウェブリブログ事務局から以下のようなアナウンスがあり,ブログの画像表示法が変更されたようなので,テストもかねてエントリをあげてみます. (12/17)画像表示方法変更のお知らせ(機能強化)★追記あり http://info.at.webry.info/201312/article_1.html さて,2013年は,某日記にも書いたのですが,諸般の雑用がとにかく忙しく,本ブログでも,全部で10個のエントリしか書けませんでした.平均して月1個も書けていません.本ブログを始めてから早くも8年半くらいになりますが,もともとそれほどマメに更新してこなかったとはいえ,これくらい更新頻度が低かった年は初めてだと思います.反省. 私はいろいろなSNSをつまみ食い的に利用しておりますが,やはり最も面白いのはブログだと思っており,今後とも細々ながらも続けていくつもりでおります.現在の忌憚のない気持ちを言いますと,1年以上更新がなければ,私は死んでしまったと考えてくださって結構です. というわけで,今年は少なくとも月1個以上のエントリを書くことを年始の抱負としたいと思っております.今年もよろしくお願いいたします.