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10月, 2006の投稿を表示しています

学ぶということ(雑感)

lifehack.org に, Presenting to the Fortune 500 という記事があった.これを読んで,本筋ではないのだが,ある感想を持ったので,ここに書いておきたい. 上記記事に,以下のような引用がある: We Learn… 10%…of What We Read 20%…of What We Hear 30%…of What We See 50%…of What We See and Hear 70%…of What We Discuss With Others 80%…of What We Experience Personally 95%…of What We Teach Others ― William Glasser 自分の経験からいっても,物事を理解する一番確かな方法は,それを他人に教えたり説明したりすることであるように思う.教えるという行動を実際にとらなくても,教えるとしたらどうするかと考えるだけで,自分の理解の不十分な点や,それに付随した知識が足りない点等が浮き彫りになってくる.そういう意味では,上記の「We learn 95% of what we teach others」における「95%」という見積もりは,過小評価にすら思えてくる. ところで,私は,本を読んだときの感想やメモなどを(あまり真面目にではないが)ノートに書いているのだが,上記の引用を読んで,以下のような中国のことわざをメモしていたのを思い出した: I hear and I forget. I see and I remember. I do and I understand. - Chinese proverb 何かの英文を読んだときにメモしたものと思われるが,出典は書き忘れている. 中国のことわざであるから,やはり原文が気になるところで,それについて調べたものもメモしてあった.残念ながら,これもどこから引用したのか書き忘れている. 聴而忘之 見而憶之 行而知之 教而学之 (しかし,実際のところ,これが上記英文の原文かどうかは,私には定かではない.詳細をご存知の方はご教示ください) 訓読すると,「聴きて而して之を忘る.見て而して之を憶ゆ.行ひて而して之を知る.教えて而して之を学ぶ」とでもなるだろうか.出典については,不明,あるいは孔子の言葉である等,さまざま

Windows における,オープンソースのトップ10

Lifehacker に,以下のような記事があった: Geek to Live: Top 10 open source Windows apps http://www.lifehacker.com/software/open-source/geek-to-live-top-10-open-source-windows-apps-208909.php 大変有用だと思われるので,ここにまとめておきたい.…話は変わるが,ブログを始める前は,このような記事を読んでもそのままであるか,せいぜいブックマークするだけであった.しかし,ブログの記事としてまとめると,理解の深さが格段に違う.自分のためにも,書くという作業は怠らないようにしたい. Windows における,オープンソースのトップ10 (以下では,オリジナル記事にあるソースに加え,日本語版があるものはソースを新たに書き加えておいた.また,日本語の解説記事へのリンクもできるだけ加えた) 1.  Mozilla Firefox  (ウェブブラウザ, 日本語版 ) 参考: lifehacker.com における, Firefox 記事一覧  (拡張機能含む) 2. Mozilla Thunderbird  (E-mail クライアント, 日本語版 ) 参考: lifehacker.com における, Thunderbird 記事一覧  (拡張機能含む)</li> 3. Open Office  (Office スィート, OpenOffice 日本ユーザ会 ) 4. Gaim  (メッセンジャー) 窓の杜による解説記事: 各種メッセンジャーと互換性のあるメッセンジャーソフト「Gaim」 5. ClamWin  (アンチウィルス) 窓の杜による解説記事: オープンソースのウイルス対策ソフト「ClamWin Antivirus」v0.22 6. VLC Media Player  (Audio/video プレイヤー) 参考: Going My Way: 各種プラットフォームに対応しているVLC media player 7. KeePass  (パスワード管理) 複数のパスワードを使用している人に便利なソフト. 参考: lifehacker.com による記事: Securely track your passwor

10代女子に流行する小文字表記 - ネット時代の社会方言?

少し前の記事になってしまったが,MSN毎日インタラクティブに面白い記事があった: 小文字:10代女子に流行、難解・新表記 ネット時代の自己表現!? http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news/20061005ddm013100062000c.html 上記記事によれば,携帯メールやネットの掲示板などで,文章の一部を小さい文字で記す表記法が,女子中学生などの間に流行しているという(こうした表現は,数年前から目に付くようになったように思う).たとえば,(上記記事の例をそのまま使うと)「書き込みゎ小文字っかぅょ」といった表記である.この表記は「小文字」と呼ばれ,どの文字を小さくするかに関するルールまであるそうだ. このブログでは,以前 leet とギャル文字について記事を書いた ( ギャル文字と Leetspeak )が,そのギャル文字はもはや流行遅れになっているという. このような表現を女子中高生が使うのは,見た目がかわいいということが第一の理由だろう.また,特殊な表現を使うことにより,友人同士の連帯感が高まるということも考えられる.これを逆から見ると,このような表記を覚えることが,そのコミュニティに入るためのライセンスのようになっている状況もあるかもしれない.また,小文字表現を使えない者に対する,一種の優越感のようなものも感じられるだろう. いずれにせよ,こうした表現は,大げさに言えば,言語学でいうところの「社会方言 (sociolect)」の一種とみなすことができるのではないだろうか(実際, Wikipedia の leet の記事 によれば,leet は sociolect の変種とみなされているようだ).欧米と比較すると,日本語にはこういった社会方言が少ないといわれているが,ネット時代の表記として「小文字」のような例が見られるのは興味深い. また,このような社会表現は,時代や社会集団・階層ごとに,今までもこれからも様々なものが存在すると考えられる.そこで,小文字のような表現をもって日本語の乱れと指摘することは,的を射ていないように私には感じられる.要は,日本語についてよく学び,TPOをわきまえていればよいだけではないだろうか. それにしても,「ギャル文字」や「小文字」といったネーミングはどうにかならないものだ

ブログ「聖書を読む」をプライベート設定に変更

 今まで,日々聖書を読み,その記録を「 聖書を読む 」というブログに書き込んできました.しかし,記録といっても,感銘を受けた聖書の言葉をそのまま書き写すだけで,著作権法の定めるところの引用の要件を満たしていないような気がしてきました.これから死ぬまで聖書は繰り返し読もうと思っていますし,その場合はブログに書き写す量だけでも大変なものになります. そういうわけで,大変申し訳ございませんが,「聖書を読む」はプライベートモードに設定を変更させていただきました.今後は,パスワードを入力しなければ読むことはできなくなります. もし当該ブログを定期的にお読みくださる方がいらっしゃいましたら,ご迷惑をおかけしまして大変申し訳ございません.恐れ入りますが,上記事情を御高配の上,ご容赦いただけましたら幸いです. なお,今後とも,聖書を読んだ際の記録は同様に行い,また,章毎の感想は本ブログに記載するつもりでおります. 以上何卒よろしくお願い申し上げます.