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大江健三郎死去

もう3週間前のニュースになってしまったが、時代の記録としてエントリにしておきたい。 大江健三郎が、今年3月の初めに亡くなった。 ノーベル文学賞 大江健三郎さん 死去 88歳 | NHK | 訃報 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230313/k10014006861000.html 私も、以前大江健三郎についてエントリを書いたことがある。もう10年前になるのか。 大江健三郎について https://dayinthelife-web.blogspot.com/2012/08/blog-post.html 上記エントリでは、大江健三郎の作品の書評をいつか書いてみたいなどと偉そうなことを書いていたが、忙しさにかまけて結局できなかった。このブログでは、そんなことばかりであるけれども。 大江健三郎の傑作としてネットで挙げられているのは、「万延元年のフットボール」が多かったようだ。しかし私は、本ブログのエントリとしては、やはり「静かな生活」について書いてみたい。ただ軽い気持ちではエントリにできないため、時間が経つままになってしまっていた。 私の知識では、大江健三郎の作品を深く論じることはとてもできない。しかしそのいくつかの作品は、私の読書の経験の中で、かけがえのない存在となっている。 あらためて、お悔やみを申し上げます。

ChatGPT とヨハネによる福音書

この5年くらいか、AI, 特に深層学習は世界的に大きく盛り上がっているトピックとなっている。私自身は深層学習に詳しいわけではなく、世間の流行を遠目に眺めていた。さすがに今から参戦したとしても、何周遅れになることやらと思えば乗り気にならないのも仕方がない。 このまま深層学習と縁のない人生かなと思っていたのだが、すまじきものは宮仕えというたとえもあるように(苦笑)、諸般の理由で深層学習に手を出してみようかということになった。ただし、今のところまだ勉強の段階である。 その勉強については、今の時代にあったやり方を試してみたいと思っており、(業務と関係ない範囲で)また本ブログで簡単に触れるかもしれない。 それでようやく本題に入る。今話題の ChatGPT (すでにGPT-4も発表された)についてもいろいろ試しているところであるが、その際、以前から疑問に思っていた、ヨハネによる福音書に関するある記述を ChatGPT に質問しようと思い立った。そのやりとりを以下に示す。Q とあるのは私が入力した内容で、A とあるのは ChatGPT からの回答である: Q. ヨハネによる福音書で、イエスは地面に何か書いていたという場面がある。イエスは何を書いていたのか? A. ヨハネによる福音書8章6節から8章8節にかけて、イエスが地面に書いたとされる場面が描かれています。 この場面は、ファリサイ人たちが罪を犯した女性を持ってイエスの前に連れてきて、イエスに「この女性は、姦淫の現場で捕まりました。モーセは、このような女は石打ちにして殺せと命じていますが、あなたはどう思いますか?」と問いかけたときに起こりました。イエスは、何も言わずに地面に指で何かを書き始めました。その後、ファリサイ人たちがイエスに対して質問を繰り返すと、イエスは「あなたがたの中で罪のない者が最初に石を投げるがよい」と答えたとされています。 この場面について、具体的に何を書いたのかについては、聖書には明記されていません。また、歴史的な証拠も残っていないため、イエスが地面に何を書いたのかは、諸説あります。ただし、この場面は、イエスが知恵や慈悲深さをもって、人々を導く教えを示す、象徴的な物語として語り継がれています。 Q. その諸説をリストしてほしい A. イエスが地面に何を書いたのかについては、聖書には明示されていないため、様々な