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12月, 2006の投稿を表示しています

気になるスピーカー

早くも年末である.時間が経つのは本当にはやいものだとしみじみ思う.年末年始の休みには,いろいろとやってみたいことがある.普段読めなかった本を読んでみたいし,勉強もしたい.書きかけのブログのエントリも仕上げたい. とりあえず,最近読んできたブログの中から,気になったスピーカーの記事をここにまとめておきたい.音楽の素養があるわけではないが,スピーカーには興味があるので. Tangle DNA Speakers: A Mutation? - Gizmodo http://www.gizmodo.com/gadgets/portable-media/tangle-dna-speakers-a-mutation-223253.php スピーカーの位置をフレキシブルに変えられる,「DNA」iPod スピーカー.ただし,「DNA」は「Dynamic Neural Audio」の略とか. Brightonnet Cylindrical Active Speaker: Pretty, But No Boomtube - Gizmodo http://www.gizmodo.com/gadgets/portable-media/brightonnet-cylindrical-active-speaker-pretty-but-no-boomtube-219798.php アルミ製の筒型ボディに,二個のスピーカーが内蔵されている.iPod用だけあって,カラフルでスタイリッシュ. Final Sound 300i Speakers: A Carpenter's Dream - Gizmodo http://www.gizmodo.com/gadgets/home-entertainment/final-sound-300i-speakers-a-carpenters-dream-219086.php 高さ1m20cm, 厚さが2.5cm の,超薄型スピーカー.とにかく格好いい. MAKE: Blog: "Speaker icon" speakers http://www.makezine.com/blog/archive/2006/12/speaker_icon_sp.html スピーカーのアイコン(図形)をしたスピーカー.これもなかなかお洒落. どれも見た目は

風邪で寝込んだ

金曜の夜から寒気がして,土日は風邪でずっと寝込んでいた.ようやく回復してきたが... 熱でうなされるようで,本を読むなどの頭を使うことができないが,いろいろな思い(妄想?)が頭に浮かぶ.漱石の「行人」で,一郎の依頼で二郎が嫂を連れ出すところがある.その嫂の科白で,以下のようなものがある. 「あら本当よ二郎さん.妾(あたし)死ぬなら首を縊ったり咽喉を突いたり,そんな小刀細工をするのは嫌(きらい)よ.大水に攫われるとか,雷火に打たれるとか,猛烈で一息な死に方がしたいんですもの」 この科白により,読者には,嫂の性格が印象づけられる.この科白が,熱が出た私の頭の中をめぐる. とはいえ,死にたいかといえばそうではない. 死ぬまでに見ておくべき50の芸術作品 | p o p * p o p http://www.popxpop.com/archives/2006/12/piero_dell.html 世の中には,まだ見たことのない美しいもの,経験したことがない素晴しいものがある.やりたいことも,年を経るにつれ,どんどん多くなってくるようだ.そう思うと,死にたくないような思いがしてくる.生への執着というものだろうか.漠然とそういう思いがする.40,50歳と年を取っていくと,そういう思いが強くなってくるのだろうか.それはそれで怖ろしい. まだ熱があるので,まとまりがないが,とにかくそういうことを考えた.

こころ (夏目漱石)

今回,別の本の書評をしようと思ったのだが,つい手に取った夏目漱石の「こころ」を読んでしまい,どうしてもそれについて書きたくなった. この小説は,(今はどうか知らないが) 教科書にも採録され,読書感想文のために読んだ方も多いだろう.漱石の作品の中でも,「坊ちゃん」や「吾輩は猫である」と並んで,最もよく読まれているものではなかろうか.あまりに有名でありすぎて,いまさら私などがこの小説について書くのもはばかられるほどであるが,やはり一度はこのブログで触れてみたい. 「こころ」は,次の一文で始まる. 私はその人を常に先生と呼んでいた. 私はこの小説を読むたび,まずこの冒頭の一文で,胸が熱くなるような思いがする.この思いは,「先生」を始めとするこの小説の登場人物に対するものに他ならない.最初の部分を読むだけで胸が熱くなるような小説は,あまりないのではないだろうか(他には,宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」も,冒頭だけで胸が締め付けられるような思いがする). 特に,「先生」については,以下の描写をいつも思い出す. 先生は何時も静かであった.ある時は静過ぎて淋しい位であった.私は最初から先生には近づき難い不思議があるように思っていた.それでいて,どうしても近づかなければいられないという感じが,何処かに強く働らいた.こういう感じを先生に対して有(も)っていたものは,多くの人のうちで或は私だけかも知れない.然しその私だけにはこの直感が後になって事実の上に証拠立てられたのだから,私は若々しいと云われても,馬鹿げていると笑われても,それを見越した自分の直覚をとにかく頼もしく又嬉しく思っている.人間を愛し得る人,愛せずにはいられない人,それでいて自分の懐(ふところ)に入ろうとするものを,手をひろげて抱き締める事のできない人,― これが先生であった. 人を愛することができる人.それにも係らず,人を愛することができない人.その矛盾が「先生」なのである.そして,その「先生」の本質を,直感的に理解できた「私」.この小説を読むたび,私は,「先生」や「私」に対する,いわば愛情のようなものを感じずにはいられない. 「こころ」のストーリーは,あまりに有名である.「先生」は,その大学生時代,親友のKを裏切る形で奥さんと結婚し,その結果Kは自殺した.「先生」は,両親の死後,親戚に信頼を裏切られたのだが,その自分が今度

新しい Windows マシンにファイルと設定を移行する方法

ちょっと古い話題であるが, はてなブックマーク で,「再インストの前にこれをバックアップしろ!!」というページが1000以上のユーザにブックマークされていた.このページを見て,Lifehacker.com の下記の記事のことを思い出したので,今後のためにメモしておきたい. Transfer files and settings to a new PC http://www.lifehacker.com/software/windows-xp/transfer-files-and-settings-to-a-new-pc-211276.php 上記の記事では,新しいPCへ設定を移す便利なツールとして,「ファイルと設定の転送ウィザード」 (Files and Settings Transfer Wizard,略して FAST) が紹介されている.FAST では,インストールしたアプリケーションの移行はできないものの,フォルダ,アドレスブック,E-mail アカウントやメッセージ,IEのお気に入り,Outlook のデータ等々,ほとんどの重要なデータを移行できるとのことである.なにより,FAST は,Windows XP に標準装備されているというのが嬉しいところである.また,FAST によるファイルや設定の移動は,ネットワークやケーブル,リムーバブルメディア(ポータブルハードディスク)などによって可能であるということだ. FAST は,スタート → すべてのプログラム → アクセサリ → システムツールと順にたどっていくことで起動できる.ただ,私はこのウィザードを使ったことはないので,どれくらい完全にファイルや設定が移行されるのかについては分からない. 私は今まで,新しいPCを購入したときは,設定を最初からやり直し,また,アプリケーションを新たにインストールしていた.こういった作業はいろいろと勉強にもなるし,また楽しいので,あまりそれを苦にしたことはなかった.ただ,時間の無駄という気はしないでもないので,今度機会があれば,このウィザードを試してみたい.