投稿

11月, 2005の投稿を表示しています

Windows XP における,99 の有用なコマンド

Lifehacker.com のエントリ ( Useful Windows Run commands ) により,大変有用な情報を得たので,メモ. 99 Useful Run Commands http://www.fixmyxp.com/content/view/20/42/ 上記のエントリでは,Windows XP における,有用な「Run Commands」 (XPの「スタート」メニューから,「ファイル名を指定して実行」のダイアログで入力できるコマンド.もちろん,いわゆる「DOS窓」を開いていれば,そのコマンドラインから入力可能) を99個リストアップしている.たとえば,「control」と入力すれば「コントロール パネル」ウィンドウが開くし,「calc」と入力すればアクセサリの電卓が起動できる.知らなかった,これは便利.私は cygwin の bash を常に起動しているので,よく使う Windows コマンドについてはそのコマンド名を覚えておいて,bash のコマンドラインから入力するようにすればよい.そうすれば,いちいちスタートメニューからちまちまとマウスをドラッグアンドドローしてクリックするような通常の動作より,はるかに効率的な作業が行えるだろう.また,「ファイル名を指定して実行」ダイアログは,「Windows キー+R」のショートカットで起動できる.これを知ることが出来ただけでも,大変有用なエントリであった (私は Windows にあまり詳しくないので,ひょっとしたら常識なのかもしれない). 追記 いま biglobe のウェブリブログが機能拡張の為にメンテナンス中で,いろいろとトラブルになっているようだ ( (11/25)【ご報告】障害復旧の状況について(3) ).そのせいか,新規エントリが上手く表示されない.もしこのブログを読まれる方がいらっしゃれば,どうかご理解いただけるようよろしくお願いいたします. 追記(その2: 2005年11月26日20時19分) ちょっと調べてみたのですが,私の使っている Firefox だとうまく見えなくて,Internet Explorer だとちゃんと表示されるようです.CSS の解釈が違うんでしょうか.とりあえず,CSS で記事本体の背景色を明示的に指定して,両方でうまく見えるようになったようです.もし問題が

BBC Learning English

BBC のウェブサイトを見ていて,英語学習のページを見つけた. BBC Learning English http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/index.shtml このサイトでは,英語学習のための様々なコンテンツが揃っている.なかなかよさそうな感じなので,ここで簡単に紹介したい. News English http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/newsenglish/index.shtml BBC のニュース記事や論説とともに,それに現れる用語が解説される.この解説はもちろん英語であり,英語教科書などではなかなか知ることの出来ない,ネイティブが実際に使う言い回しなどを学ぶことが出来る.ニュース記事は,RealAudio 形式で聴くことができる. Watch and Listen http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/multimedia/index.shtml いろいろなコンテンツを聞くことが出来る.ネイティブのナチュラルスピードよりもゆっくりと,かつはっきりと発音がなされるので,聴きやすい.また,最後に理解度チェックのためのクイズがあり,それがはげみにもなる.コンテンツによってはそのスクリプトもあるので,リスニングの内容をチェックすることも出来る. Grammar and Vocabulary http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/grammar/index.shtml 英語の表現,up-to-date な用語,文法などに関するコンテンツ.「in と at の違い」など,読者 (?) からの質問もあり,それに対する解説を聞くことも出来る.また,transcript などもダウンロード可能. Communicate http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/communicate/index.shtml ユーザが参加できるメッセージボードなどがある. Quizzes  http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningengli

高橋選手,東京国際女子マラソン優勝

高橋尚子選手が,今日の東京国際女子マラソンで見事優勝.2年間いろいろな雑音もあったことだろうが,それを乗り越え圧倒的な強さでの優勝である.試合後のインタビューも,高橋選手らしく明るく前向きなもので,見ているこちらの目頭が熱くなるほどであった(インタビュアーの誘導質問や,マラソン直後の選手ということを考慮できていない様子には興ざめしたが,高橋選手自身はマラソン後とも思えない様子で,それにも感心させられた). 本当に優勝おめでとうございます.

Google Maps API Official Blog

Google Maps の開発チームから,Google Maps API に関する公式ブログの開設がアナウンスされた: Google Maps API Official Blog http://googlemapsapi.blogspot.com/ Google Maps チームと,Google Maps API 開発者コミュニティの,コミュニケーションの手段を提供することが目的のようだ.Google Maps の公式アナウンス,API の変更・更新リスト,API 利用時の問題への対策,API や Ajax のテクニック,興味ある API 関連サイトなどがエントリされるらしい.これでまた,Google Maps API を使った mashup が盛んになることだろう.

聖書を読む - 出エジプト記読了 (その2)

イメージ
(前のエントリ: https://dayinthelife-web.blogspot.com/2005/11/1.html からの続き) ミケランジェロのモーセミケランジェロのモーセ像 (サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会,ローマ,イタリア.画像は Wikipedia による) その後,モーセは兄アロンと共にエジプト王に会い,イスラエル民族をエジプトから去らせるよう懇願する.しかしながら,エジプト王はこれを許さない.そこで,モーセは,エホバの力を借りてエジプトに九つの災厄をもたらす.しかしそれでも,エジプト王はイスラエル人を解放しなかった.とうとうエホバは,最終的な災厄をもたらす.それは,人間・動物にかかわらず,エジプト中の長子(ういご)を殺すという,凄絶なものであった.これにより,遂にエジプト王はイスラエル人がエジプトを出ることを許可する. これから,あまりにも有名な,イスラエル民族のエジプト脱出が始まる.ここは,旧約聖書の記述がその一大スペクタクルを余すことなく描きつくしているので,そのまま引用する.モーセとイスラエル民族がエジプトを出て,約束の地カナンに向かうところに,心がわりしたエジプト王の大群が,彼らを滅ぼそうと押し寄せてくる. 21. ヱホバかれらの前(さき)に往たまひ晝(ひる)は雲の柱をもて彼らを導き夜は火の柱をもて彼らを照して晝夜往すゝましめたまふ(第13章) 6. パロすなはちその車を備へ民を将(ゐ)て己にしたがはしめ 7. 撰抜(えりぬき)の戦車(いくさぐるま)六百輌にエジプトの諸(すべて)の戦車および其の諸の軍長(かしら)等(たち)を率ゐたり … 9. エジプト人等パロの馬,車およびその騎兵と軍勢彼等の後を追てそのバアルゼポンの前なるピハヒロテの邊(ほとり)にて海の傍に幕を張るに追つけり (第14章) 21. モーセ手を海の上に伸ければヱホバ終夜(よもすがら)強き東風をもて海を退かしめ海を陸地(くが)となしたまひて水遂に分れたり 22. イスラエルの子孫(ひとびと)海の中の乾ける所を行くに水は彼等の右左に墻(かき)となれり(第14章) 27. モーセすなはち手を海の上に伸けるに夜明におよびて海本(もと)の勢力(いきほひ)にかへりたればエジプト人之に逆(むか)ひて逃たりしがヱホバ,エジプト人を海の中に擲(なげう)ちたまへり 28. 即ち水流反

聖書を読む - 出エジプト記読了 (その1)

暇を見つけては,こつこつ聖書を読んでいる (「 聖書を読む 」).忙しかったり怠けの虫が出てきたりで,毎日読めているわけではないが,それでも丸2ヶ月を超え,レビ記まで読み終えた (2005年11月11日) ところである.あまり速いペースではないけれども,それでもほぼ当初の予定通り継続して読めているのであるから,一抹の感慨はある.聖書の読破は今まで何度か試みていずれも挫折しているが,今回は成功しそうな予感がしてきたのも嬉しい. このように継続して読めている大きな原因は,やはり,このブログで聖書の読破を宣言し,その読書記録を公開していることだろう(「聖書を読む」: http://readingthebible.blog26.fc2.com/ ).ブログというツールの効用を身をもって実感することができたのも,思いがけない一つの収穫である. 話がそれてしまったが,このエントリでは, 2005年10月31日に読み終えた 出エジプト記について,思うところを書いてみたい.なお,少し長くなりそうなので,2回に分けて書くことにした. 出エジプト記は,エホバの告げるところに従って,イスラエルの子孫(ひとびと)がモーセに導かれてエジプトを出るまでの物語(Exodus)である.創世記にもあるように,アブラハムの子孫ヨセフは,エジプト王に重用され,その一族はエジプトに住み着いた.何世代かの時を経て,このイスラエルの子孫が無視できない一大勢力となり,時のエジプト王は脅威を感じるようになる.そこで,エジプト王はその勢力をそごうとし,イスラエル民族に過酷な労役を課した.あまつさえ,イスラエル人に男子が生まれれば,それを殺すように命じた.このような時代,モーセは,幸運にもその難を逃れ,成長していく. そうこうするうちにも,イスラエル民族の悲嘆と怨嗟の声は世に満ちていき,ついにエホバに達する.エホバは,アブラハム,イサク,ヤコブとの契約により,イスラエルの民族を救うことを決意する.そのために,エホバはモーセに告げて言う: 7. ヱホバ言たまひけるは我まことにエジプトにをるわが民の苦患(なやみ)を視(み)また彼等がその驅使者(おひつかふもの)の故をもて號(さけ)ぶところの聲を聞り我かれらの憂苦(うれへ)を知るなり 8. われ降りてかれらをエジプト人の手より救ひいだし之を彼地(かのくに)より導きのぼりて善

道後温泉

イメージ
夏目漱石の話(「 それから 」) を書いたからというわけではないが,先日漱石ゆかりの道後温泉に行ってきた.このブログではあまり身辺雑事を書くつもりはないのですが,たまにはいいでしょうか.画像アップロードの練習もかねて. このウェブリブログでは,画像は一枚しか表示できないようだ.そのうちウェブリアルバムも使ってみたい. 追記 (2006/11/23) ウェブリブログに Google Map が貼り付けられるようになった.これが大変面白いので,以下に地図を貼っておくことにする.

それから (夏目漱石)

一番最初に読んだ夏目漱石の本は,「坊ちゃん」であった.中学生のころだったのではないか.落語的な独特のユーモアと痛快なストーリーが単純に面白かったような記憶がある.それから,「こころ」,「我輩は猫である」の順で読んでいったように思う.夏目漱石作品の,一般的な読書経験ではなかろうか. 夏目漱石の作品を夢中になって読み始めたのは,大学生のころであったように思う.そのきっかけとなった作品を忘れてしまうくらい,繰り返し読んだ.今となっては,福永武彦 (福永武彦のテーマ記事) と共に,私の最も敬愛する作家の一人である. そこで,今回のエントリでは,漱石作品の一つ,「それから」について書いてみたい.このブログで取り上げるのは比較的古い作品が多く,また,その選択も個人的な趣味に基づいており,世のトレンドが考慮されていない.今回もまた,夏目漱石の小説であるから,正直恐縮するところもあるが,どうかご容赦されたい. 「それから」は,「三四郎」に続く作品である.さらに続く「門」をあわせ,これらの作品は三部作といわれている.主人公の長井代助は,明治維新後の実業界で財を成した父の経済的援助のもとに,大学を卒業しても職につくことなく,いわゆる高等遊民の生活を送っている.代助は,高等教育の結果,持ち前の高い知性をより発展させ,「細緻な思索力と,鋭敏な感応力」を得るに至った.このような代助の考えでは,麺麭(パン)のための仕事は劣等で堕落である.なぜならば,「労力の内容も方向も乃至順序も悉く他から掣肘される」からである.従って,麺麭のために汲々とする平岡とは相容れないところがある.また,代助は,父親についても心の底では冷淡となるざるを得ない.父親の考えは,代助にとっては「毫も根本的の意義を有して」おらず,その言葉も「端倪すべからざる空談」にしかすぎないからである.代助はその思索の結果 nil admirari の域に達してしまい,次第に孤立の度を深めていくが,これは明治の文明の必然と考えている.もちろん,これは漱石の考えでもあろう. 一方で,代助の明晰な頭脳と鋭敏な神経は,自らをも批判の対象とせずにはおかない: 彼は普通自分の動機や行為を,よく吟味してみて,そのあまりに狡黠(ずる)くって,不真面目で,大抵は虚偽を含んでいるのを知っているから,遂に熱誠な勢力を以てそれを遂行する気になれなかったのである.

Amazon 「なか見!検索」開始

いろいろなところで話題になっているが,Amazon Japan が書籍全文検索のサービスを始めた: 「なか見!検索」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/browse/-/15749671/ 「なか見!検索」というのは,米国Amazon が既に開始している「Search Inside!」の日本語版で,「Intel Inside」の訳が「インテル 入ってる」であるのと同様,ほどよく脱力感があるサービス名ではある.それはともかく,ITmedia の記事(「事前に本の中身をチェック Amazon.co.jp、書籍全文検索を開始」 )によれば,現在和洋書13万冊以上が対象で(出版社は限定される)あるとのこと.また,閲覧できるのはヒットした箇所の前後2ページのみ、さらに,様々な検索を繰り返しても全ページの閲覧はできない等,著作権保護にも配慮がなされているということである.私はよくアマゾンで書籍を購入するが,これからは購入前に内容をある程度チェックできるわけで,大変嬉しいサービスである. 一方,このようなサービスを始めそうなので思いつくのは,やはり「地球上のすべての情報をインデックス化する」ことを標榜する Google である.実際,Google は書籍を全文検索を可能にさせる「Google Print Publisher Program」,「Google Print Library Project」などを実施している.ただ,やはりこれも ITmedia の記事によれば,後者の「Print Library Project」の方はいろいろともめているようだ: [WSJ] Google、書籍スキャン再開へ――絶版書籍を中心に http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/01/news082.html 特許や著作物については当然その権利保有者の権利は尊重されなければならないが,実際の研究開発や使用場面でそれが様々な問題となることが多い.ただ,セキュリティの研究では,そういった相反する要求を如何に満たすかというところに主眼があり,チャレンジングで面白いところである.