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BIGLOBE売却の報道

ロイターの日本語版で,以下のような記事がありました: NEC、ネット接続業者のビッグローブを売却へ=関係筋 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE99906020131010 [東京 10日 ロイター] - NEC(6701.T: 株価, ニュース, レポート)は、傘下のインターネット接続業者、NECビッグローブ(東京)を売却する手続きに入った。売却先を選ぶ1次入札を11月中にも実施する。複数の関係筋が明らかにした。 売却価格は数百億円を見込んでいる。NECは売却のためのフィナンシャル・アドバイザー(FA)に、SMBC日興証券を起用した。NECは同社の発行済み株式の78%を保有。住友商事(8053.T: 株価, ニュース, レポート)など他の株主企業にも入札を行う意向を伝えた。 NECビッグローブは売上高841億円(2013年3月期)、会員数302万人。 NECは国内のパソコン事業を中国レノボと統合、さらにスマートフォン事業からも撤退した。同社事業と個人向けインターネット事業の相乗効果が認められなくなったと判断した。 NECのコメントは得られなかった。 NECは,最近の日本の電機メーカーの例に漏れず,業績があまり振るわないことから,こういうことがありうるのではないかとは考えていました.しかし,やはりショックです.私は,まだパソコン通信の時代であった PC-VAN からの会員で,それが BIGLOBE に統合されても引き続き会員を続けていました.したがって,かれこれ15年以上はNECのISPにはお世話になっているので,とうとうこういう時が来たかと,強い感慨のようなものを感じずにはいられません. ウェブリブログを利用している本ブログも,更新頻度は極端に低いですが,それでも早いもので,かれこれ8年くらいは続けています.BIGLOBEの経営母体が変更されても,そのサービスは今までどおり今後も継続されることを願ってやみません.

10代女子に流行する小文字表記 - ネット時代の社会方言?

少し前の記事になってしまったが,MSN毎日インタラクティブに面白い記事があった: 小文字:10代女子に流行、難解・新表記 ネット時代の自己表現!? http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news/20061005ddm013100062000c.html 上記記事によれば,携帯メールやネットの掲示板などで,文章の一部を小さい文字で記す表記法が,女子中学生などの間に流行しているという(こうした表現は,数年前から目に付くようになったように思う).たとえば,(上記記事の例をそのまま使うと)「書き込みゎ小文字っかぅょ」といった表記である.この表記は「小文字」と呼ばれ,どの文字を小さくするかに関するルールまであるそうだ. このブログでは,以前 leet とギャル文字について記事を書いた ( ギャル文字と Leetspeak )が,そのギャル文字はもはや流行遅れになっているという. このような表現を女子中高生が使うのは,見た目がかわいいということが第一の理由だろう.また,特殊な表現を使うことにより,友人同士の連帯感が高まるということも考えられる.これを逆から見ると,このような表記を覚えることが,そのコミュニティに入るためのライセンスのようになっている状況もあるかもしれない.また,小文字表現を使えない者に対する,一種の優越感のようなものも感じられるだろう. いずれにせよ,こうした表現は,大げさに言えば,言語学でいうところの「社会方言 (sociolect)」の一種とみなすことができるのではないだろうか(実際, Wikipedia の leet の記事 によれば,leet は sociolect の変種とみなされているようだ).欧米と比較すると,日本語にはこういった社会方言が少ないといわれているが,ネット時代の表記として「小文字」のような例が見られるのは興味深い. また,このような社会表現は,時代や社会集団・階層ごとに,今までもこれからも様々なものが存在すると考えられる.そこで,小文字のような表現をもって日本語の乱れと指摘することは,的を射ていないように私には感じられる.要は,日本語についてよく学び,TPOをわきまえていればよいだけではないだろうか. それにしても,「ギャル文字」や「小文字」といったネーミングはどうにかならないものだ...

ギャル文字と Leetspeak

Boing Boing で,"leetspeak" に関する Wikipedia の記事の紹介があり,それがちょっと興味深かったので,ここに書いておきたい. Deep and surprising "origins of leetspeek" Wikipedia article http://www.boingboing.net/2006/03/31/deep_and_surprising_.html leetspeak とは,アルファベット文字を,いくつかの文字や記号で置き換える,インターネットの隠語的な表現方法である.実際の例をあげた方が分かりやすいだろう.下記の文字列は,何と書いてあるかお分かりいただけるだろうか. |\|0\/\/ 15 7|-|3 71|\/|3 (実際は,バックスラッシュはいわゆる半角文字で書くのだが,円記号になってしまってうまく表示できないので,ここでは全角で書いた) じっと見ていればお分かりいただけるかもしれないが,これは,「NOW IS THE TIME」の leetspeak の一つである.leetspeak では,たとえば「A」「B」「D」をそれぞれ「4」「|3」「[ )」などと書く.上記の Boing Boing のエントリで紹介された Wikipedia の記事( Leet )で大変詳しい記述がなされているので,興味がある方は是非一読されたい.それによれば,「leet」という言葉は,BBC Master/Microという昔のホームコンピュータ上のゲーム,「Elite」に由来するということだ.ネットはそれなりに長いことやっているが,leetspeak という言葉は知らなかった.アスキーアートの原型のようなものなのかもしれない. 私がこのBoing Boing のエントリを興味深いと思ったのは,日本でも同じようなことをやっているからである.皆さんは,以下に何と書いてあるか,読めるだろうか. こωL=ちレ£レ†’’w(キ もう大体お分かりいただけるかもしれないが,「こんにちはげんき」と書いてある.Boing Boing のエントリを読んで,随分前のTVニュースで,日本の女子高生が携帯メールでこのような文字を使うという報道があり,感心したのを思い出した.調べてみると,これは「ギャル文字」という...

将棋段位認定テスト

ちょっと忙しくて,なかなかブログを更新する時間がない.聖書を読んで,その記録をつける ( https://ameblo.jp/readingthebible/ ) のが精一杯(いまのところ,一日平均で4ページ程度).ただ,聖書をこつこつと読んでいくのは,思ったよりも楽しい作業である.文語訳でもあるし,毎日読むには私にはこれくらいのペースがちょうどいいようだ. とはいえ,継続は力なりと鼻息も荒く始めたブログなので,更新にあまりに間があくのも憚られる.そこで,自分が続けている,ちょっとしたことを書くことにした. 2000年の半ばくらいから,毎日新聞のサイトで将棋段位認定テストをやっている. 将棋段位認定テスト http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/shougi/etc/nintei/ 1週に一回2問づつ出題され,連続10回の合計点が規定の点を越えれば,それに応じて日本将棋連盟から段位が与えられることになっている.私はこの5年間で,ほぼ100回ほど応募した.その成績は,3段から4段といった程度だろうか. 4段の成績を取るときは免状を申請しようかと思うこともあるが,免状や賞状自身にはあまり興味がなく,また高額なこともあり,今まで申請したことはない.将棋連盟デジタルショップの免状申請ページ ( http://www.rakuten.co.jp/shogi/368741/405974/ ) によれば,4段の免状で73,500円,5段で105,000円するそうだ.将棋連盟の重要な収入源になっているのだろうか.まあ免状とはそもそもそうしたものだろうし,将棋などの文化の育成・発展のためには経済的な支援は必要と考えているので,まったく問題はない.自分の懐具合が今よりはるかに温かければ,寄付のつもりで購入したいくらいである. 話はそれたが,このようなサービスがインターネット上にあるとは有難いことである.自分としても,趣味としてできる限り続けていきたい.何事であれ,こつこつと続けていくことが自分にとって大切なことだと考えているから. (関連エントリ) 聖書を読む - 創世記読了