英語論文や発表でよく見かける略語

英語論文や発表では,よく見かける略語(acronym含む)がある.そういう言葉は初めて見る場合はとまどうものでもあるし,ざっとウェブを検索してみたところ,あまりまとまったページがないようなので,ここに書いておきたい.


なお,思いつくだけでも,i.i.d (independent(ly) and identically distributed),poset (partially ordered set),a.e. (almost everywhere) 等,専門用語の分かりにくい略語は多いが,きりがないので,なるべく広い分野で用いられているものをあげてみた(実際は,数学関係等,理論的な分野に偏っているかもしれない).


個人的には,こういう略語はあまり formal ではなく,論文に使うべきではないと考えている.しかしながら,いずれにせよよく見かける表現であるので,ここでまとめておくのも意味があると思う.


  • cf.: (英語ではなくラテン語の)confer.  英語では,compare (with) という意.
    比較せよ,参照せよ,というように使われるが,比較せよ(compare)という意味のみで用いるべきという人もいる.
  • esp.: especially

  • et al.: ラテン語.英語では,and others.

  • i.e.: ラテン語.英語では,that is,
  • iff: if and only if

  • lhs, LHS: left hand side

  • rhs, RHS: right hand side

  • resp, RESP: respectively

  • s.t.: such that,あるいは subject to

  • tfae, TFAE: the following are equivalent

  • Th, th, Thm, thm: theorem

  • w/: with

  • w/o: without

  • whp, w.h.p: with high probability
    「高い確率で」とは,適当に言ってるのではなく,通常はその意味は厳密に定義される.

  • WMA: we may assume

  • wrt, w.r.t.: with respect to


他にもあれば追記していく.また,誤り等あればご指摘ください.


(追記)

英語の略語(abbreviation)や頭字語(acronym)を検索するには,以下のサイトが有用なようである.




コメント

このブログの人気の投稿

人間はどんなところでも,どんな時でも何歳からでも学ぶことができる

ブログを始めるにあたって - 継続は力

LaTeX メモ - 数式における「|」 (縦線, vertical bar)の扱い(その2)

イエスは地面に何を書いていたか

へんろう宿 (井伏鱒二)