ツバメ
通勤路のある場所に,毎年ツバメが巣を作る場所がある.そこで,ツバメのヒナが育っていく様子を見ることを,毎年とても楽しみにしている. 今年は,4月5日に初めてツバメを見かけた. もうそんな時期か,はやく卵が孵ってヒナのツバメが育つといいのになといったことを思っていた.しかし,今年は天候不順のせいか,親ツバメが巣に寄ってくるのが例年より遅く,また,なかなか卵を産む様子もみえない.それで,やきもきしていた. そうするうちに,ようやくヒナのツバメが生まれていたのを確認したので,ほっとした.週末をはさんだので,見つけるのが遅れてしまった. この毛むくじゃらのツバメの子が,見る見るうちに大きく育っていくのである.毎日の通勤時にそれを見るのがとても楽しみだ. 参考までに,去年撮った写真も載せておく. それにしても,毎年毎年ツバメのこのような様子を見るにつけ,ツバメに限った話ではないが,生き物のこのような営みが,これまで気の遠くなるような時間の中で繰り返されてきたのだと,感慨めいた思いにとらわれる.そして,自分のことを振り返ってみて,年年歳歳花相似,歳歳年年人不同ということを思ってみたりするのである.