幸福,不幸ということ(雑感)
以下の記事を読んで,複雑な思いがした.
国民は突然知った!GDP10倍の借金 アイスランド崩壊の危機
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/081113/erp0811132341007-n1.htm
以前,このブログで世界で最も幸福な国々というエントリを書いたのだが,そこに書いたように,レスター大学の調査では,アイスランドは世界で4番目に幸福な国としてランキングされていた.また,今年8月の Business Week 誌に Survey Says: People Are Happier という記事があり,その記事の slide show にあるように,世界で最も幸福な10か国は以下のようにランキングされていた:
- デンマーク
- プエルトリコ
- コロンビア
- アイスランド
- 北アイルランド
- アイルランド
- スイス
- オランダ
- カナダ
- オーストリア
もちろん,こうしたランキングには賛否両論あるだろうけれども,いずれにしてもアイスランドが上位にランキングされている.これは,その当時の経済的な豊かさが主な理由だったのだろう.そしてそれは,バブル的なものであったというのが上記産経の記事の内容である.アイスランドのこのような急激な情勢の変化について,たとえそれが昨今の世界的な金融危機によるものだとしても,暗澹とした思いを感じざるを得ない.
人間の幸福や不幸というものは,なんと移ろいやすいものだろうか.ひと一人の人生というのは,重いものなのか軽いものなのか.とりとめがないけれども,いろいろなことを考えてしまったのである.
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