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Windows で,多数のファイルの名前を一度に変更する方法

Windows のフォルダにデジタルカメラの画像を取り込んだとき,DSC012345.jpg などの味気ない名前のファイルが多数作られる.このとき,それらのファイルの名前を,holiday~.jpg などと一気に変更したいことはよくある.しかし,ファイル名を一つ一つ変更していくといった面倒なことは,とてもやっていられない.今日もそういうことがあり,以前 Lifehacker.com にあった記事 ( Rename Windows files in bulk ) を思い出した. 上記の Lifehacker.com のエントリでは,以下のウェブページが紹介されている. Windows Tip: Rename Multiple Files with One Click http://tech.yahoo.com/bp;_ylt=AohUwa9ueTI82RTsLGAAFyLxLJA5?blogname=null&blogpost=267 この記事によって,Windows には,多数のファイルの名前を一度に変更する機能(定型的なファイル名であるが)が標準で備わっていることを知った.ひょっとしたら有名な機能かもしれないが,簡単で便利なのでここで紹介しておきたい. 手順は以下のとおりである.ここで,説明のため,フォルダに「test-1.txt」「test-2.jpg」「test-3.mp3」「test-4.doc」という4つのファイルがあるとする.(なお,以下の操作は Windows XP で確認した.他のバージョンの Windows でも同様と思われるが,確認はしていない) 1. そのフォルダにおいて,ファイル名を変更したい複数のファイル(ここでは,test-1.txt, test-2.jpg, test-3.mp3, test-4.doc)を,マウスでドラッグしてハイライト状態にする. 2. 以下のいずれかを行う. F2 を押す,あるいは, ハイライトされた任意のファイルのところで右クリックし,「名前の変更(M)」をマウスで選択する 3. このとき,複数のファイルをハイライトしたのにもかかわらず,ファイル名変更のテキストボックスは一つだけになるが,構わずファイル名を変更する.たとえば,上のステップで,test-1.txtを選択したとする.これを,new.txt と...

人間の限界 (ゲーテ)

Amazon があまりに便利なので,本を買うのは Amazon にすることが多くなった.しかしそれでも,本屋には,Amazon などのインターネットショップには替えがたい魅力がある.自分の興味がない分野も含めて,さまざまな分野の新しい本・雑誌が並んだ本棚,意匠をこらした本の装丁,本の独特の重み,質感,香り,活字を読みながら一枚一枚ページをめくるときの喜び,これらはやはり本屋でしか味わえないものである.本屋に入るときは,たとえそれが行きつけの本屋であっても,わくわくする. また例によって話はそれたが,今日本屋に行って一つの発見があったので,それについて書いてみたい.自分の無知を晒すようで,恥ずかしい話でもあるのだが. その本屋でふと手に取った「ゲーテ詩集」(新潮文庫)に,「人間性の限界」という詩があったのである.気になったので原題を見てみると,「Grenzen der Menschheit」という.ドイツ語は分からないので,AltaVista の Babel Fish Translation を利用して英語に翻訳してみると,「Borders of mankind」となる.つまり,逐語訳だと「人類(あるいは人間)の境界」となるだろうか.調べてみると,この詩の題は,「人間性の限界」あるいは「人間の限界」と訳すのが一般的のようだ. 以前,霜山徳爾先生の書籍「人間の限界」について記事を書いた( 2006年3月5日のエントリ ).古今東西の文学・哲学に造詣の深い先生のことであるから,もちろん,この詩を念頭に置いた上でこの本を書かれたに違いない.なお,上記エントリにも書いたのだが,霜山先生には「人間の詩と真実」という名著もあり,これはゲーテの「詩と真実」に基づいている.そのことは「人間の詩と真実」の中に書いているのだが,先生の「人間の限界」の中には,書名の由来は書かれていなかったように思う.見逃しているだけかもしれないが. いずれにせよ,「人間の限界」のような思い入れのある本の書名の由来を今まで知らなかったとは,自分の無知が恥ずかしくなるばかりであるが,それでもその由来を知ることができたのは望外の喜びである. ここで,ゲーテの詩「人間性の限界」(高橋健二訳)の一部を紹介しておきたい. ・・・ 神々と人間とを 分かつものは何ぞ? 神々の前にては 波さまざまに姿かえて流るれど, 流る...

Security Now!

先日のエントリ に続いてまたちょっとしたセキュリティ関連のエントリを書きたい.英語のリスニングにも関する話なので. Security Now! http://www.grc.com/securitynow.htm このサイトでは,Leo Laporte と Steve Gibson の二人が,毎週,PCセキュリティに関連する様々なトピックを議論して,それをインターネットによって配信している.配信形式としては,mp3 や Podcast がある.また,嬉しいのは,話す内容の transcript があることだ.私のように,セキュリティに関心があり,また英語のリスニングを勉強したい人にとっては,有用なサイトなのではなかろうか.興味がある方は是非どうぞ.

駈込み訴え (太宰治)

先日, ダ・ヴィンチ・コードに関するエントリ を書いた.ダ・ヴィンチ・コードでは,イエス・キリストとマグダラのマリアに対するある説をベースに,物語が展開していく.それで,太宰治の小説「駈込み訴え」を思い出したので,今回はそれについて書いてみたい(ちなみに,「駆込み訴え」ではなく「駈込み訴え」が正しい作品名のようだ(「駈」は常用外漢字).恥ずかしいことに,今までずっと勘違いしていた). この小説は,ある男の堰を切ったような独白から始まる. 申し上げます.申し上げます.旦那さま.あの人は,酷い.酷い.はい.厭な奴です.悪い人です.ああ.我慢ならない.生かして置けねえ. はい,はい.落ちついて申し上げます.あの人を,生かして置いてはなりません.世の中の仇です.はい,何もかも,すっかり,全部,申し上げます.私は,あの人の居所を知っています.すぐに御案内申します.ずたずたに切りさいなんで,殺して下さい.あの人は,私の師です.主です. 冒頭からの,奔流のような感情の吐露に,読者は圧倒され,引き込まれていく.読み進めていくうちに明らかになるのだが,ここでいう「主」とは,イエス・キリストのことである.そして,イエスを切り刻んで殺してくれと訴えている男はもちろん,ユダである.聖書にあらわれるユダは何人かいるが,ここでのユダは,イスカリオテのユダ,銀貨三十枚でイエスを売ったユダである. 「駈込み訴え」は,祭司長たちにイエスを売る場面における,ユダの独白のみで綴られる.だが,そこで語られるユダの感情は,決して単純なものではない.イエスに対する複雑な思い,愚かな弟子たちに対する憎悪,マグダラのマリアに対する嫉妬.特に,イエスに対する感情は,アンビバレントな愛憎と簡単に言い切ることはできない.イエスに対する愛情,憧憬,賛美,憎悪,嘲笑,憤怒,それらがまさしく激情のるつぼと化して読者の眼前に迫り来るのである. なんであの人が,イスラエルの王なものか.馬鹿な弟子どもは,あの人を神の御子だと信じていて,そうして神の国の福音とかいうものを,あの人から伝え聞いては,浅間しくも,欣喜雀躍している.今にがっかりするのが,私にはわかっています. ・・・ あの人は嘘つきだ.言うこと言うこと,一から十まで出鱈目だ.私はてんで信じていない.けれども私は,あの人の美しさだけは信じている.あんな美しい人はこの世に無い...

ダ・ヴィンチ・コード + Google Maps = ダ・ヴィンチ・ツアー

ダ・ヴィンチ・コードが話題を呼んでいる.私も,「ダ・ヴィンチ」「キリスト教」「聖書」「暗号」などのキーワードがつぼにはまったので,昨年の正月休に単行本を買って読んだ.ダ・ヴィンチ・コードの書評を書くつもりはないが,ある小説のことを思い出したので,それについてはそのうち書いてみたい. このダ・ヴィンチ・コードについて, Google Maps Mania  の記事 (The Da Vinci Code + Google Maps = Da Vinci Tour) で面白いページを知ったので,ここに紹介しておきたい. Da Vinci Tour http://da-vinci-tour.renalid.com/ ダ・ヴィンチ・コードにあらわれる,フランス,イタリア,イギリス,アメリカの各所を Google Map あるいは Google Earth 上で体験することができる.作品で重要な舞台となる,ルーブル美術館やそのガラスのピラミッド,テンプル教会,オプス・デイのビルなどの場所や写真を見ると,大変興味深い.Google Maps の API を応用してこういうものを手軽に作れるようになるとは,いい時代になったものだ.興味がある方は是非ご覧ください. 関連エントリ: 駈込み訴え (太宰治)

暗号ラップ

ゴールデンウィークはばたばたし,また週末も時間がとれず,前回のブログの更新からあっという間に3週間以上経ってしまった.いろいろとブログに書いてみたいことはあるのだが,なかなか思うようにいかない. 私はセキュリティに興味があり,それで  B. Schneier のブログ  を読んでいるのだが,そこで面白いエントリがあったので,今回ここに書いておきたい.Bruce Schneier は,世界的なセキュリティ・暗号技術者で,暗号教科書 Applied Cryptography (2nd Edition, John Wiley & Sons, 1996) の著者としても有名である. また,AES (DESに続く米国標準暗号)の選出過程でファイナリストとなった,Twofish と呼ばれる暗号の考案者でもある. この Schneier のブログを最近読み出したのだが,その中で興味深いエントリがあった.これについては,Boing Boing でも触れられたようだ(といっても,10日以上前のエントリである). Cryptography Rap http://www.schneier.com/blog/archives/2006/05/cryptography_ra.html Boing Boing: Geek rap about crypto http://www.boingboing.net/2006/05/05/geek_rap_about_crypt.html これらの記事によれば,<a href="http://mcplusplus.com/">MC Plus+</a>という Geek (誤解を恐れずにいえば,コンピュータマニア,オタクということになるだろうか) rapper が,Alice and Bob というラップをリリースしたということである.この曲の mp3 ファイルは,たとえば以下から入手できる. MC Plus+ - Alice and Bob http://www.cs.rpi.edu/~speirw/mp3/MC%20Plus+%20-%20Algorhythms%20-%20Alice%20and%20Bob.mp3 Alice と Bob といえば,二者間プロトコルの記述に用いられる典型的なユーザ名で...

ギャル文字と Leetspeak

Boing Boing で,"leetspeak" に関する Wikipedia の記事の紹介があり,それがちょっと興味深かったので,ここに書いておきたい. Deep and surprising "origins of leetspeek" Wikipedia article http://www.boingboing.net/2006/03/31/deep_and_surprising_.html leetspeak とは,アルファベット文字を,いくつかの文字や記号で置き換える,インターネットの隠語的な表現方法である.実際の例をあげた方が分かりやすいだろう.下記の文字列は,何と書いてあるかお分かりいただけるだろうか. |\|0\/\/ 15 7|-|3 71|\/|3 (実際は,バックスラッシュはいわゆる半角文字で書くのだが,円記号になってしまってうまく表示できないので,ここでは全角で書いた) じっと見ていればお分かりいただけるかもしれないが,これは,「NOW IS THE TIME」の leetspeak の一つである.leetspeak では,たとえば「A」「B」「D」をそれぞれ「4」「|3」「[ )」などと書く.上記の Boing Boing のエントリで紹介された Wikipedia の記事( Leet )で大変詳しい記述がなされているので,興味がある方は是非一読されたい.それによれば,「leet」という言葉は,BBC Master/Microという昔のホームコンピュータ上のゲーム,「Elite」に由来するということだ.ネットはそれなりに長いことやっているが,leetspeak という言葉は知らなかった.アスキーアートの原型のようなものなのかもしれない. 私がこのBoing Boing のエントリを興味深いと思ったのは,日本でも同じようなことをやっているからである.皆さんは,以下に何と書いてあるか,読めるだろうか. こωL=ちレ£レ†’’w(キ もう大体お分かりいただけるかもしれないが,「こんにちはげんき」と書いてある.Boing Boing のエントリを読んで,随分前のTVニュースで,日本の女子高生が携帯メールでこのような文字を使うという報道があり,感心したのを思い出した.調べてみると,これは「ギャル文字」という...