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RSS登録変更のお願い

本ブログをご覧くださり,大変ありがとうございます. もうアクセスレポートを見なくなって随分になり,気づくのが遅れて大変申し訳ありませんが,feedburner 経由で本ブログのRSS登録をされている方がいらっしゃるようです.しかしながら,最近このRSS経由で本ブログにアクセスしようとすると,エラーが出るようです(feedproxy経由のURLを吐くから?). どなたか存じませんが,具体的には, http://feeds.feedburner.com/at/webry/info?host=dayinthelife というURLでRSSを登録されていらっしゃる方です.その他,feedproxy 経由で登録されている方もエラーが出るかもしれません. RSS経由で本プログを読んでいる方で,もしエラーが出るような場合は,お手数をおかけして大変恐れ入りますが,RSSでの登録を以下のURLに変更お願いできませんでしょうか. http://dayinthelife.at.webry.info/rss/index.rdf どうもご迷惑をおかけしまして大変申し訳ありません.今後ともどうか本ブログをよろしくお願い申し上げます.

本をあまり読まない中高生に薦めたい10作品(その2)

( その(1) からの続きです) (6) 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 中島らもの作品として「ガダラの豚」がよくお勧めされますが,鉄板すぎてチョイスとしては食傷気味ですね.そのかわりに,ここではこの作品をお勧めしたいと思います.著者のエッセイ集ですが,ひとつひとつのエッセイが短く,本を読まない中高生でも気楽に読めると思います.そして,灘校で落ちこぼれていた著者の中高時代,モラトリアムとしての大学時代,人が生きていくということ,そして死ぬということについて,読後に何らかの余韻が残るはずです. 追記 2016年2月28日 この本について,以下の記事を書きました. 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町(中島らも)   (7) 人魚姫 大ヒットした映画「アナと雪の女王」は,アンデルセンの「雪の女王」に基づいており,アンデルセンの名前を知らない中高生は少ないでしょう(多分).アンデルセンの雪の女王は私の大変好きな話でもあるのですが,ここでは「人魚姫」をお勧めしたいと思います.あるきっかけで人魚姫は,人間の王子に恋をします.そこで人魚姫は,人間になれるよう魔女にお願いをするのですが,魔女は,その代償として,人魚姫の大事なあるものを要求するのです.多くの童話を残したアンデルセンの作品の中でも,最も美しく,そして悲しい物語です. (8) メルヒェン ノーベル文学賞を受賞した,ドイツの代表的な作家であるヘッセには多くの名作がありますが,その入門として,中高生の皆さんにおすすめしたいのが,この短編集です.その中でも,「アウグスツス」という作品を是非読んで貰いたいと思います.主人公アウグスツスの母は,息子のアウグスツスが誰からも愛されることを望み,その結果,アウグスツスは誰からも愛されるような人生を送ります.しかし,アウグスツスはそれで本当に幸せだったでしょうか? 愛とは,人生とは,といったことを考えさせられる名作であり,私は何度読んでも泣いてしまうような作品です. (9) 大泥棒ホッツェンプロッツ 私の大好きな児童文学作品の一つです.海外の作品の挿絵って,日本のものと違う独特の味があって好きなのですが,この作品の挿絵も素晴らしいです.そしてこの作品の素晴らしいのは,料理がとにかくおいしそうなのですね.生クリームをたっぷりかけたプラムケーキ,焼きソーセージとザワークラウト,シュトロイ...

本をあまり読まない中高生に薦めたい10作品(その1)

学生の皆さんはそろそろ夏休みですね.そこで,本を少しでも読んでもらおうと,某ブログ界隈では,中高生にすすめる作品リストというネタが一部で盛り上がっているようです.面白そうなので,私もエントリを書いてみることにしました. 方針としては,普段あまり本を読まない中高生に対して,読書に興味をもってもらえるような作品(なおかつ,似たようなブログ記事で選ばれていないもの)を10作選んでおすすめするというものです.したがって,必然的にストーリーが面白く,難解でなく,かつ比較的短い作品が対象になるでしょう. しかしながら,普通に考えて,10作品程度でおさまるはずはないので,ぱっと思いつくものを優先し,今後折に触れ追加していくということにしたいと思います. では,以下に私が中高生にすすめる10作品をリストしてみたいと思います.特に,あまり本を読まない生徒さんを対象にしているつもりですが,適当かどうかは分かりません.また,アフィリエイトを入れると文字数制限を越えてしまったので,2部構成にしたいと思います.( その(2) はここ) (1) 我輩は猫である あまりにも有名で,作品の解説は必要ないでしょうが,最後まで読んだことのある人は少ないのではないでしょうか.漱石の漢籍や欧米文学の素養が,衒学的かつ落語的なユーモアで語られ,とにかく面白いです.三四郎をおすすめしようかと悩みましたが,本をあまり読まない中高生を対象とするのであれば,これのほうがいいのではないでしょうか.そして,漱石の作品の中で,私が最も繰り返し読んだ本はこの作品かもしれません. (2) どくとるマンボウ青春記 北杜夫の作品として,どくとるマンボウシリーズは有名ですが,その中で最も有名なのは,「どくとるマンボウ航海記」でしょう.しかしここでは,北杜夫の入門として,まずこの作品をおすすめしたいと思います.バンカラな旧制高校で著者が過ごした青春時代が,生き生きと,抱腹絶倒な形で,かつノスタルジーを呼び起こすように描かれています. したしもちろん,著者が過ごした青春時代は,精神的には必ずしも明るいばかりではありませんでした.北杜夫の自伝的作品については,そのうちこのブログても書いてみたいと思います. (3) 宇宙衛生博覧会 親としては,子供の健全な育成を願うものですが,しかし自らの中高生時代を振り返ってみれば,健全なる時代を過ごし...

線香の火を消さなかった人

本ブログもめでたく(?)10周年の区切りを迎えた(参照: 「 ブログ開設10周年となぜブログを書くかということ 」).以前から,更新頻度が少ないことが気になっていたので,今後はちょっとしたことでもエントリを書くようにしたい. 最近,国立大学の人文系学部廃止の方向性が文科省によって提示されている.たとえば,以下のような記事である. 教員養成系など学部廃止を要請 文科相、国立大に :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG08HCT_Y5A600C1CR8000/ 下村博文文部科学相は8日、全国の国立大学法人に対し、第3期中期目標・中期計画(2016~21年度)の策定にあたって教員養成系や人文社会科学系の学部・大学院の廃止や転換に取り組むことなどを求める通知を出した。(以下略) これについては,大学教員を始めとしてネットでも非難轟々といった趣である.私もいろいろと思うところはあるが,自分の人生も顧みて,少しだけ所感を述べてみたい. 中谷宇吉郎は,寺田寅彦の言葉にもとづいて,「線香の火」という大変短い随筆を書いている.  昔,寺田(寅彦)先生が,よく「線香の火を消さないように」という言葉を使われていた.  大学を新しく卒業して,地方の中学校すなわち今の高等学校などへ赴任する学生が,先生のところへ暇(いとま)ごいに行くと,先生はどういうところへ行っても,研究だけは続けなさいと諭(さと)された.「地方の学校へ行くと,研究の設備などは,もちろん少ないだろう.研究費だってほとんどないだろうが,その気さえあれば,研究はできるものですよ.設備や金がなくてもできる研究というものもありますよ.一番いけないのは,研究を中絶することなんだ.何でもいいからとにかく手をつけて,研究を続けることが大切です.一度線香の火を消したら駄目ですよ」 そして中谷はこう断言するのである. 研究者として成熟した人は,線香の火を消さなかった人である. このように書くと,じゃあ文系学部を廃止しても,研究を続ければいいのかと早合点されるかもしれない.それはこのエントリの本意ではない. 寺田寅彦は,研究費が足りないから研究が出来ない,あるいは雑用が多いから研究が出来ないと不平を言うことを戒めた(中谷「指導者としての寺田先生」等より).年を取るにつれてマネジメント系の仕事...

ブログ開設10周年となぜブログを書くかということ

ウェブリブログから年に一回の恒例のメールが送られてきましたので,恒例のエントリを書いてみたいと思います. 日付: 2015/06/18 8:03 件名: 祝ブログ開設10周年! ○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●            ブログを開設してから、もうすぐ10周年!! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○ ウェブリブログに登録してから、あと2日で10周年になります。 ウェブリブログ事務局のまーさです。 ご利用いただき、ありがとうございます!     A Day in the Life       http://dayinthelife.at.webry.info/ この10年間にあなたのブログで生み出された訪問回数は・・・     394860 件 になります。 (以下略) なんと,このブログも,開設10周年となりました.10年! …感慨深いというよりも,呆然とするような時間がたってしまいました. もちろん,数ヶ月前に「 ブログを三か月更新しなかった 」というエントリを書きましたし,ここ五年くらいは月に一本を下回る頻度でしか更新してないので,本当に続いているかどうかは私自身大いに疑問ではあります.しかしながら,ブログをやめるつもりは全くなく,細々ながらも書いていくつもりなので,続いていると強弁したいと思います. それにしても,なぜこんなに長く続けてこられたのか.なぜブログを書くのか.ブログの世界は死屍累々で,面白かったのにすっかり更新されなくなったブログは,数知れないほどです (逆にいうと,つまらない内容だからこそ長く気楽に続けてこられたのかもしれない).私は日記のたぐいは文字通り三日坊主で,このブログを開設したときも,こんなに長く続くとは予想すらしませんでした. 結局ブログを書くということは,やはりある種の創作意欲や衝動の発露であるとはいえると思います.そうしたことは,小説家や詩人がときに書いたりしており,たとえば高村光太郎の「自分と詩との関係」などの文章を思い出すのですが,ここでは芥川龍之介の「はっきりした形をとるために」という小文から引用したいと思います.これは,編...

不機嫌ということと読書について

twitterでも呟いたのだが,中年になってくると,たとえば読書についても,残りの人生であと何冊読めるかといったことを,ぼんやりとでも考えるようになる(こうした思いについては,本ブログのエントリ「 若い頃にしかできないこと 」にも書いた).そうすると,浅ましい考えではあるが,面白くもない本を読む時間がもったいないと思うようになるのである.露悪的に下品に言えば,「外れ」の本を読みたくなくなるということだ.本だけでなく,音楽についても似たような思いがある. 一方で,映画,漫画,ゲームなどについては,そこまで切迫した思いはなく,「外れ」(失礼だが)にあたってもそれほど気にならない.気にせずに,どんどん新しいものにチャレンジしていきたいと思っている.これはおそらく,読書のほうが自分にとっては大事な趣味ということだろう. こうした思いから,古典とよばれるものを意識して読むことが増えた.古典は,時代の風雪に耐えて生き残ってきただけに,(古色蒼然とはしていても)どれもそれなりに面白く,いろいろ考えさせることも多い.たとえば最近読んだものだと,ゲーテの「ファウスト」,「若きウェルテルの悩み」などが出色だった.これらは高校か大学のときに読んだものであるが,当時よりも今回の方がはるかに面白く感じてしまった.もともと昔は(今も?)頭が悪かったのかもしれない. 特にこのエントリでは,「若きウェルテルの悩み」から,本筋とはあまり関係ないが,いくつか引用してみたい.そのきっかけとなったのは,以下のような記事を読んだことである. 不機嫌がなぜいけないか。「ピカソは本当に偉いのか?」に書いてあった|篠田真貴子|note https://note.mu/hoshinomaki/n/nd998e3cd1998 この記事はいろいろと考えさせるところがあったのだが,「若きウェルテルの悩み」でも,不機嫌について論じているところがある.ある場面で,ウェルテルは,不機嫌ということを手ひどく攻撃するのである. われわれ人間はいい日が少なくって悪い日が多いとこぼすが,ぼく(注: ウェルテルのこと)が思うにそれはたいてい間違っている.もしわれわれがいつも,神が毎日授けてくださるいいことを味わう率直な心を持っていられたなら,たといいやなことがあっても,それに堪えるだけの力をもつことができるだろう. 不機嫌というやつは怠...

ベン・E・キング氏死去

ただただ残念です. 関連報道: 米歌手ベン・E・キングさん死去 スタンド・バイ・ミー:朝日新聞デジタル Ben E King: R&B legend dies at 76 - BBC News 特に以下の記事は,2013年に発表されたものの再掲のようですが,Stand By Me という曲が生まれた当時の状況や背景,映画のテーマ曲として採用され再ヒットしたこと,映画のロケ地の現状などが詳しく,素晴らしいものでした: スタンド・バイ・ミーこうして生まれた 映画で「再燃」:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASH517V3BH51UEHF02D.html ベン・E・キングや,音楽や映画としてのスタンドバイミーについては以前ブログに書いたので,それ以上はここでは書きません.本当に残念なことです. 本ブログの関連記事: Stand by me (スタンドバイミー) スタンドバイミー (映画,本)